HELL DUMPからパイソン大塚さんが脱退してしまいました。
ワタクシ、2019年3月のワンマン以来、ライブへ行く事叶わず。
「サヨナラお疲れ様」を直接伝える事なく。最後の勇姿を見る事なく。脱退の日が過ぎてしまいました。
無念です。
天秤にかけるなら、幼い子供優先。そんなの当たり前。
でも。質量で言うならば、子供が10kgだとすると、パイソンさんは9.9kg。
差なんて、ほとんどありません。そんくらい好きでした。
はぁ。一生後悔するでしょうね。脱退するまで一度もライブへ行けなかった事を。
せっかく脱退日までの猶予期間を長く取ってくれたのにね。
脱退。
発表される前から危惧していました。脱退の話しが出た時「100%パイソンさんだな」と思いました。
パイソン大塚さんと何度かお話しさせて頂いた中で、彼の趣味嗜好が多少なりとも伝わってきていたのですが、
最近のHELL DUMPはソコからかけ離れてきているな~と思っていたからです。
パイソンさんが楽しそうに語っていた音楽は、初期ビジュアル系のX、D’ERLANGER、BUCK TICK等。楽器、衣装、小物等を見てもそれがわかります。しかしニューヘルバムは洋メタル。方向性的にどうなのかなぁと。
メタルだと演奏が忙しくてダンスを披露することもできません。
また、ファンとの距離感を大事にしているお方。鍋パーティーくらいならまだしも、お泊まり会はさすがに「大丈夫?」って思いました。
我々の年代は、スターがスターであった時代の生まれ。アーティストはステージ上のスターであり、身近な存在ではないのです。私生活が見えないミステリアスなスターなのです。素の姿を見せるようなイベントはかなりキビしかったのでは?と推察します。
脱退についてパイソンさんは「齟齬」という言葉を使っていましたが、まさにそうなのでしょう。ズレなのでしょう。
知った風な文章書いてますが、あくまで推察です。直接聞いたワケではありません。悪しからず。
ちょっと思い出話をば。
最初にHELL DUMPを見てパイソン大塚さんを知ったのは2013年末。
世界観が出来上がっている上に踊りまくりで「なんじゃこのベーシストは!」と驚愕したのを覚えています。
当時は我々夫婦以外に一般ファンがいないライブもあった為、気を使われて(苦笑)よくメンバーから話しかけてもらいました。
パイソンさんも話しかけてくれたのですが、最初は、スッピン私服姿に誰だかわからず「誰?このアンちゃん?」状態でした(爆)
ただ、そんな姿を見せてくれたのは最初だけ。すぐにステージ上も下もパイソン大塚に徹するようになりました。彼はアーティストだった。
寡黙でクールな印象。真面目なのかふざけているのかよく分からない場面も多く、最初は少し怖さもありましたが
「元お笑い芸人で、笑っていいともに出演したこともあるんですよ」
と聞いて「あ、笑っていいんだ」と安心したのを覚えています(笑)
パイソンさんが我々夫婦とよく話してくれるようになったキッカケがあります。
たまたま自分たちが持っていたD’ERLANGERグッズを見て「僕も好きなんですよ」と話しかけてくれたんです。
よくよく聞くと、かなりなファンであることが判明。
そういや、マラボーはKYOちゃんだし、マネキンはD’ERLANGERっぽい。めっちゃファンだった。なぜに気づかなかったのだろう?というくらい醸し出していた(笑)
パイソンさんがCIPHERになりきったコピーバンドを見れたのは、良い思い出。超楽しかった。
パイソン大塚さんは、あまり話さない印象もありますが、好きなモノの話になるとマシンガントークでした。クール時とのギャップが凄いのなんの。
少年の目をして語る姿にほっこりさせてもらいました(笑)
ステージ上もステージオフも楽しい日々でした。
パイソン大塚さんは、アーティストでしたね。
自分をよりよく魅せる為に常に120%で挑んでいるのがビシバシ伝わってきました。
聞くところによると、練習からダンス付きでやっていたらしい。そりゃそうだよね、あんなの本番だけでできる筈ない。
会場に合わせてパフォーマンスをしていたのも特徴。ハードロックハウスなら階段使うし、ワイルドサイドならせり出してるスピーカー台に乗ります。パイソンさんが登壇すれば、そこはオレ様専用のセットになるのです。素晴らしい。
練り上げてきたパフォーマンスだけでなく、そこにある物全てを使う知性派。魅せる知性派、
あと、彼はファンに優しかった。
写真をねだられると、ロゴ入りノボリまで誘導してくれたり。
ファンの目線や心理を忘れない。ファンが望むモノをさり気なく提示する。
ほんっっとうに、心優しいアーティストでした。ステージ上も下も美しくパイソン大塚でした。
面白かったのは、サタンさんがパイソン大塚さんの魅力を全く分かっていなかったこと。どうも相容れないセンスだったようです(笑)
ネタをやっていた時代は「突っ立ってないでネタに参加してくれよ」とか言っていました(笑)
違うのです。突っ立っていることがパイソンさんのパフォーマンスであり魅力なのです。いや、突っ立っているのではなく、一番美しく見えるポーズをキメているのです。パイソン大塚というキャラクターを守り続けているのです。突っ立っているだけに見えて実は全力でパイソン大塚なのです!
ハァ、ハァ、、、、
パイソンさん好き過ぎて感想にフィルターがかかってる気がする。自分でもそう思う。・・・無視してください(笑)
キッスオブドリームファンタジー。彼は夢を見せる男。フィルターをかけてしまう男なのです。
HELL DUMPでのパイソン大塚はもう見れませんが、追い続けたいと思います。
コピーバンドやってる彼の瞳は少年そのものであり、イキイキしていました。きっと、これからも、そうなのでしょう。
難点は、情報発信してくれないこと。コピバンは遊びだから宣伝しないと言っていました。
そんな事言わずSNSやってくれないかなぁー。
また何処かへ会いに行きます!
それでは過去記事より写真を再掲載。
ありがとう!パイソン大塚さん!!
長らく定番衣装だったピカピカのシルバー。
赤バージョンもありました。
オーディエンスを熱く煽る!
このキメポーズも凄いですが、このポーズに至るまでもパイソン大塚劇場でした(笑)
二の腕ファン垂涎のサービス衣装。
鞭を振るうパフォーマンスは、さながらSM女王様。
確かイメージ的に地獄警察とか言っていたような?
XのTAIJIの影響がうかがえる衣装。
ギャー!そんな眼光向けられたら!
COMPLEXのコピーバンドでボーカルを担当したパイソン大塚さん。
吉川晃司になりきった高度なモノマネに会場は大爆笑。
D'ERLANGERのコピーバンドでCIPHERになりきるパイソン大塚さん。
写真が悪いですが。HELL DUMP80の一コマ。
気分はCRAZEの滝川一郎?
人造人間辞めてもご活躍を期待しています!
心の底からありがとう!パイソン大塚さん!!
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